2016年8月11日木曜日

STYLUS TG-Trackerレビュー

STYLUS TG-Tracker概要 


■OLYMPUSから発売されたSTYLUS TG-TrackerはGO PROにGPS、温度計、コンパス、気圧計(高度計)を合体させたようなビデオカメラで、「フィールドログカメラ」と言うカテゴリーを勝手に作り出しています。

■GARMINのVIRBシリーズが似ていますが、高度計がついていることがポイントですね。VIRB-J EXと比べると1万円ほど安い(2016年8月現在)のもよいところ。

■かねてよりダイビング用にToughシリーズが気になっていたのですが、OM-Dを持ち込んでいることもあり、あきらめていました。今回、なんかほしい気分に負けてしまい予約して購入しましたのでレビューです!


競合比較


■勝手に競合を比較してみました。M10を対象に入れているのは、単に私が持っているからです。

機種
TG-Tracker

VIRB-J EX
SJCAM M10
本体サイズ
35.0mm × 56.5mm × 93.2mm
77.0 x 40.6 x 36.8 mm
62.2x77.5x53.0(ハウジング込み実測)
ディスプレイサイズ
1.5型(インチ)
1インチ(25.4 mm)/ 128 x 128ピクセル
1.5インチ
本体重量
180g
151.7 g(バッテリー含)
133g(実測)
防水仕様
30m
50m完全防水
30m
動作温度範囲
-10℃
20℃~60℃
不明(説明書を捨てた)
外部メモリー
microSD / microSDHC / microSDXC カード
microSD(最大128GB)
microSD(32GB:実測。64GB以上は読み込みませんでした)
センサー、機能
GPS(GLONASS、QZSS)、方位センサー、圧力センサー、温度センサー、加速度センサー、ヘッドライト
GPS:○
加速度計:○
高度計:X
手振れ補正:○
レンズ歪み補正:○
自動録画機能:○
ループモード:○
手振れ補正:○
レンズ歪み補正:○
自動録画機能:○
ループモード:○
バッテリー
約480枚(動画情報なし)
約1.5時間(1080pで使用の場合)
90分
イメージセンサー
720万画素
1/2.3型 1240万画素 CMOS
12メガピクセル
動画
4K(30p)
1080(60p / 30p)
720(240p / 120p / 60p / 30p)
480(240p / 120p / 60p / 30p)
mp4形式
1440p 30/24fps
1080p 60/48/30/24fps
960p
100/60/48fps
720p:
 120/60/30fps
480p:
 240fps
タイムラプス:
 30fps
1080p:30fps 720p:60fps/30fps 480p:60fps
出力など
Wi-Fi:○
リモート操作:○
USB 2.0:○
HDMI出力:○

Bluetooth:○
Wi-Fi:○
リモート操作:○
USB 2.0:○
HDMI出力:×
各種アクセサリ
HDMI出力:○
画角
204度(空気中)
不明
170度(空気中)
価格
4万円弱
5万円弱
1万円程度

こうみるとGARMINいいですね!ほしい。水深はダイコンがあるからあきらめます。

TG-Trackerのいろいろ


よいところ                                   
■思ったより小さいです。Toughを横にしたくらいの大きさかなーと予測していたので、なかなかです。ただし、M10に比べると大きい。。。。

■MIC21の予告でGo PRO用のアクセサリが使える!と書いてあったのですが、本体を見ると、三脚ネジのみ、、、だまされたかと思っていましたが、、、


ありました!ピストルグリップの下側部分を取り外すとGo PRO用のアクセサリが取り付けられます。

■そんなわけで改造してライトがつくようにしてみました。白い部分は自作です。


■電源を切っていてもGPSなどのログを継続できます。側面の電源レバーをLOG位置にするとOKです。

いまいちなところ                                 
■SDカードが入っていないといじれません。NO CARDと言うエラーが出て何もできません。設定などをいじりたいときは注意です。

■静止画シャッターがありません。静止画を撮りたいときは、メニューからモードを変えなければなりません。最低です。長押しとか、2つ同時押しとかで対応できないものでしょうか。

■シャッターが遠いです。ピストルグリップを持っているとシャッターとどきません。ビデオのように、後側(レンズと反対側)にシャッターがほしいところです。

■防水プロテクターが傷つく!これは私の使い方の問題ですが、、、、岩とかにこすると傷がついてしまいます!(あたりまえ)水中だとあまり気になりませんが、逆光のときなどに傷が写りこんでしまってショックです。保護フィルムとかあるでしょうか、、、

■どこまで防水なんだろう、、、と不安になります。防水プロテクターは、フォーカスをあわせるためのもの(レンズ全面に空気の層を作る)と書いてあるのですが、この中に水が入ったときにどうなるんだろう、、、、、

■私の装置だけかもしれませんが、WIFIで接続してiPadに動画を送ろうとすると、約1分後にフリーズします。iPadではなくてTG-Trackerがです。初期不良な気がするので、今度修理にもって行って見ます。

画質比較 

手持ちのM10と撮り比べて見ました。潜水地は井田です。
サイズが大きいのでご注意ください(2Kまで表示できます)

その他作例 

















感想 


■画質についてはおおむね満足です。M10と比較すると色再現がよく、素直な感じです(特に浅場で)。まあ値段からするとM10もかなりよいと思いますが。色に関してはPhotoshopでチャンネルミキサーすればよい話ですし。

■ライトはおまけです。偶然近くを通った魚などにあたると、きれいに写る。程度に思った方がよさそうです。

■ログと動画を一緒に見られる機能は面白いのですが、iOSかAndroid上でしか使えないのは残念です。iPadの記憶容量が小さいので基本使えていません。カメラから直接見れるようにならないものか、、、


2015年10月4日日曜日

マイクロフォーサーズ ー 旧コンタックス(内爪) マウントアダプターの作製

1.はじめに
【コンタックスとは】
旧コンタックスマウントはCONTAX(ドイツ)のレンジファインダーに使用されていたマウントです。
京セラの一眼レフのものとは異なります。
レンジファインダー用レンズは小型であるため、マイクロフォーサーズをはじめとするミラーレスカメラに付けるととてもかっこよいです。

ライカのレンズなどは映りもよく大変な人気ですね。

そのライカと人気を二分するレンジファインダーにツァイスイコン社のコンタックスが挙げられます。
コンタックス用レンズは言わずと知れたツァイス製でゾナー5cmをはじめとする、名玉でいっぱいです。

ところが、コンタックスのレンズはとても高価です。ゾナーも中古は二万円はくだらない感じです。
とても手が出せないでいますが、これまた幸いなことに、旧ロシア製のコピーがあるのです。

うまくいけば2000円くらいで買えるこれらのコピーレンズは本家ツァイスにひけをとらない(個体もある)性能ですよ。
私もジュピター8を一つ持っていて、いつかOM-Dで使いたいと思っていました。


【マウントアダプターについて】
異なる規格のレンズをカメラ、特にミラーレスに機械に付けられるとあって、人気のマウントアダプター。
フィルム時代のレンズは性能のわりに安価なところが魅力ですね。
今回の旧コンタックスマウントにもうってつけなのですが、旧コンタックスレンズはヘリコイド(フォーカスを調整するネジ構造)を内蔵していません。
そのため、マウントアダプターは、ヘリコイドを備えていなければならず、ひじょーーーに高価です。
あきらめていたのですが
今回のふとしたことで3Dプリンターをつかえることになったので設計して作ってみました。


材
器材
OM-D E-M5
ULTIMAKER2
ABSフィラメント
ジュピター8


メーカー
OLYMPUS
BRULE(日本代理店)
eSUN
キエフ(?)


概要
メインのミラーレス
最小積層ピッチ40μmの高性能3Dプリンター。
とはいえ、40μmではなかなか造形しない。
安いけど均質で造形ミスが起きにくい。
素晴らしい写りと、異常な安さ。カメラ本体は考えられないほど雑な作りですが。


リンク







3.作製
【設計】
まずはCADでデザインを決めます。マイクロフォーサーズのフランジバックは19.3ミリ、旧コンタックスは31.75らしいのでだいたい11ミリくらいの間に収めます。マウントのヘリコイド本体を見ると、3条ネジになっていますが、ちゃんとはまるか不安だったので今回は二条ネジで作ります。


積層ピッチは150ミクロン、
出力にかかった時間は
レンズ側の部品:40分
延長筒:60分
カメラ側の部品:2時間
です。

【出来上がりの図】


ついでに延長筒も作ってみました。


レンズを固定するところは結構難しかったので、簡素化しました。


何回も着脱するとこわれちゃいますが、私の持っているレンズは一本だけなので良しとしましたよ。


OMーDにつけたところ。

結構様になります。

4.試写結果
いつものようにレインボーデッキ(熱海)から熱海城を撮りました。


こんな画角





上からf2.0 5.6 8.0 16です。

開放ではかなり甘いのと、フレア気味です。これはマウントアダプターの内面処理の問題かもしれません。5.6まで絞るとかなり良いですね。それ以降はあまり変わらず。でしょうか。

【自由作例】




解像度はさすがです。
マクロとしての性能はよくわかりませんが、背景が素直な印象です。


5.結論
OMーD EーM5とジュピター8の相性は良さそうです。
3Dプリンターをお持ちの方はトライしてみてはいかがでしょうか。

なお、今回設計したデータは、私が使ったプリンター用に公差等を設定してあります。
他のプリンターでうまくいかなかったらごめんなさい。